Lights-Out 100iでリモート電源管理

HP ProLiant Server ML110 G6 (X3430)についてのページです。

用意と少しのやる気(知識)が有れば全部無料でもちゃんと出来ます。今回はWindowsのクライアントよりSSHを使ってログインして電源操作をすることを目的にします。
少しでも楽をしたい方は体験版とか有料ソフトでの利用方法は他の多数のページで紹介されていますのでLO100iで検索してみてください。


HP ProLiant ML110 G6

DDR3 4GBx2 ECC
【BIOSの準備】
  1. 最初に基本的な説明ですが、この機種にはLANケーブルを挿す口が2箇所あります。下の差込口がLO100i用です。
    上の差込口は通常のLAN用です。(LO100i用もBIOS設定でLAN用として共有使用も可能です。FireWallとして使用する場合などには役に立ちますね。)
    もう1つサーバー用のIPアドレスの他にLO100i用のIPアドレスが必要です。

  2. 電源投入後のPOST画面でF10を押して少し待ちましょう。裏でメモリーのチェックをしていますので多くの容量を取り付けているとそれだけ時間がかかります。
  3. しばらくすると Phoenix SecureCore(tm) Setup Utility というBIOSの設定画面が表示してきます。
  4. 【Advanced】 → 【[IPMI】 を選びます。
    BMC NIC Allocation Dedicated
    > LAN Settings (後述)
    > System Event Log
    > Realtime Sensor Data
    IPMI Watchdog Timer Reset System
    IPMI Watchdog Timeout 10 Minutes
    Blow-Out Feature Enabled
    [BMC NIC Allocation]

    Dedicated:IPMI専用、Shared:通常のLANと共用(1.のカッコ内に記載)。
    今回は Dedicated を選択したと仮定して以下の記載をします。

    [IPMI Watchdog Timer]

    システムがフリーズした場合にどのように振る舞うかを設定します。
    Disabled : 何もしません。
    Reset System : ハードウェア的に電源リセットをして再起動(リブート)します。
    Power Down : 電源を切断します。
    Power Cycle : 一度電源をオフにしたあと、電源をオンにします。
    今回はPower Cycle を設定したと仮定します。

    [IPMI Watchdog Timeout]

    システムがフリーズしていると判断するまでの時間を指定します。
    今回は 10Minutes を設定したと仮定します。

    [Blow-Out Feature]

    ごめんなさい。正確な意味を確認中です。
    おそらく、リセットを含めて電源をオンにした時に、FANをぶん回すかの設定と思います。
    何か問題があってフリーズしていた場合にCPUやマシン内部を強力に冷やすことを意味していると思います。

  5. 【LAN Settings】を選びます。
    IP Address Assignment: [Static]
    Local IP Address [192.168.050.002]
    IP Subnet Mask [255.255.255.000]
    Default Gateway [192.168.050.001]
    BMC Telnet Service: [Disabled]
    BMC Protect Telnet Service: [Enabled]
    BMC Ping Response: [Disabled]
    BMC HTTP Service: [Disabled]
    BMC HTTPS Service: [Enabled]
    [IP Address Assignment]

    Static:IPアドレスを予め割り付けておきます。通常はこちらを選択してください。
    DHCP:IPアドレスをDHCPサーバーより割り付けてもらいます。 しかしIPアドレス変動してしまってはリモートで接続したいときに毎回アドレスの確認が必要になってしまいますね。MACアドレスで必ず同じアドレスを割り付けることができるなら、こちらでもOKですが通常はStatic を選んでください。

    [Local IP Address]

    サーバーのIPアドレスではなくIPMI専用のアドレスを入力します。 例) 192.168.050.002

    [IP Subnet Mask]

    [Local IP Address]のサブネットマスクを入力します。 例)255.255.255.000

    [Default Gateway]

    ネット側へ出て行くゲートウェイアドレスを入力します。 例) 192.168.050.001
    宅内サーバであれば通常はルーターのアドレスです。

    [BMC Telnet Service]

    Telnetで電源操作をするかを設定します。
    IPMIを自セグメント(自宅なら自宅内)からしか利用しないならEnabledにしてもOKですが、外部から操作したい場合はTelnetでは危険ですのでDisabledにしてポートも閉じておきましょう。

    [BMC Protect Telnet Service]

    SSHですので Enabled にします。

    [BMC Ping Response]

    Ping に対して応答するか?の設定です。確認段階では Enabled でもOKですが、通常運用ではセキュリティ面で Disabled にしておきましょう。

    [BMC HTTP Service]

    ブラウザーのhttp://で電源操作をするかの設定ですが、Telnet同様に外部から操作したい場合は危険ですので Disabled にしてポートも閉じておきましょう。

    [BMC HTTPS Service]

    ブラウザーの https:// で電源操作をするかの設定です。今回は Enabled にしておきます。
    宅内サーバーで 443ポート を使うサービスを使用する場合でルーターにポート変換機能が無ければ 後で Disabled にしましょう。
  6. ここまで設定したら、[F10]キーを押して、 Setup Confirmation に [Yes] と応えて設定を保存して終了しましょう。
  7. サーバーが再起動しますので、最初と同じようにPOST画面でF10キーを押してBIOSの設定画面を表示しましょう。
【Windows側の作業】

  1. ネットで SSH UTF-8 で検索して TeraTerm をダウンロードしてインストールします。
    現時点で窓の杜の このアドレス からダウンロードできます。

  2. TeraTerm のインストール中で「コンポーネントの選択」がありますが、一番上の TeraTerm & Mcro と 2番目のTTSSHだけチェックして、後は外してOKです。
  3. インストールが完了すると、デスクトップに TeraTern のアイコンが出来上がりますので、早速実行してみましょう。
  4. 最初に表示する画面でTCP/IP ホストに BIOSの設定でLocal IP Address に入力したアドレスを {IPアドレス}:22 /ssh2
    という形式で入力します。
    例) 192.168.50.2:22 /ssh

  5. 他は何も変更せずに、OK をクリックします。
  6. セキュリティ警告 という画面が表示され、「このホストを known hostsリストに追加する」にチェックが入っていますので、そのまま「続行」をクリックします。
  7. ユーザ名に「admin」、パスフレーズに「admin」と入力して「OK」をクリックします。
  8. 下のような画面になります。
    Lights-Out 100 Management
    Copyright 2005-2007 ServerEngines Corporation
    Copyright 2006-2007 Hewlett-Packard Development Company, L.P.

    /./->

  9. /./-> に続いて、次のコマンドを入力します。
    /./-> cd system1

  10. 行頭が /./system1-> に変わります。ここに続いて電源操作のコマンドを入力します。
    電源切断 stop /system1
    電源投入 start /system1
    リセット reset /system1
  11. 心行くまで楽しんで頂いたでしょうか?
  12. ここで終わってはいけません。ユーザー名とパスワードが既定のままだからです。では、変更をしましょう。
  13. 一番簡単な方法はブラウザー(InternetExplorer)を使います。 アドレスにサーバーのIPMIのアドレスを入力します。
    例) https://192.168.50.2/ ※InternetExplorerはver.8以上を使ってください。

  14. 「この Web サイトのセキュリティ証明書には問題があります。」というページになります。
    このページの最後から2行目の「このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。 」をクリックします。

  15. ユーザ名とパスワードを入力する画面になりますので、両方へ admin / admin と同じように入力します。
    パスワードへは●しか表示されませんので、気を付けて入力してください。

  16. Lights-Out100 という画面になります。 この画面で左側のメニューより 「User Administrator 」 を選択して画面を切り替えます。
  17. この画面で UserName が admin の最初の行以外の「Enabled」のチェックを外しながら最右の「SET」をクリックしてください。
  18. 次に admin の UserName を 好きな名前を半角英数字で入力します。
  19. 次に 好きなパスワードを半角英数字で「Password」 と 「Confirm Password」 の欄へ同じものを入力します。
    パスワードは●しか表示されませんので、気を付けて入力してください。

  20. 最後に最右の「SET」をクリックすれば、ユーザ名とパスワードの変更は完了です。
  21. 先ほどと同様にTeraTermを起動して、先ほどのadmin/admin ではログインが出来ないことと、今設定したユーザ名とパスワードでログインできることを確認してください。
以上で基本的なところは完了です。

解ってしまえば簡単ですし、印刷して覚書として使って頂きたかったので、イメージ画像などは付けませんでした。
文字ばかりで解りにくい!という意見もあると思いますがイメージ画面が必要な方は同様の内容を扱っている他のサイトが多数ありますので、そちらでご確認ください。

【自宅サーバーの場合】

外部から電源管理をするには・・・
1)ルーターに外部から内部への変換設定が必要です。「ポートマッピング」とか「静的アドレス変換」とかルーターによって表現や用語、機能も違います。
2)外部側のIPアドレスが固定IPの契約をしていない限りは変動していますので、DynamicDNS(ダイナミックDNS)などの利用が必要です。
  ダイナミックDNSもルーターの機能やお持ちのLAN関連製品によって難易度が変わります。
上記については多種多様になりますので、自環境を考慮してメーカーや質問サイトで確認してください。

どうしても無理な場合はプロ(パソコン屋さん)にやってもらいましょう。たとえ本体代より高くても安心を買ってください。