VMWare ESXi 5.0へ仮想マシンの作成 と Windows7(32ビット)のインストール方法を記載します。
※既定では仮想環境のHDDがSCSI-HDDになりますが、今回はIDE-HDDへ変更して作成します。
※Windows7のインストールにはローカルマシンのISOイメージより行います。
- VMware vSphere Client を起動します。
- VMware vSphere Hypervisor ホスト(IPアドレス)の上で右クリックして、「新規仮想マシン」を選択します。
- [標準]にチェックが入っているのを確認して[次へ]をクリックします。
※馴れてきたらカスタムを選んでお好みの構成で仮想マシンを作ってみてください。
- 作成する仮想マシンの名前を付けて[次へ]をクリックします。
ここでは仮に「Win7x86」という名前をつけます。
- 仮想マシンを作るデータストア(HDD)を選択して[次へ]をクリックします。
下図ではHDDが1つしかなく、データストアも1つですので、何もせずに[次へ]をクリックします。
HDDを複数台接続している場合やiSCSIなどでデータストアが2つ以上有る場合は、負荷や容量を考慮してデータストアを指定しましょう。
- ゲストOSをMicrosoftWindows~その他の中から選び、バージョンを一覧より選択して、[次へ]をクリックします。
※今回はWindows7(32bit)をインストールしますので、 ゲストOSにWindows を選択して、バージョンに 7の(32ビット)を選択します。
バージョンはお持ちのOSにより対応するもに置き換えてください。
- 仮想マシンへ割り付けるネットワークアダプタの数と種類を指定します。
※今回は何も変更する必要がありませんので「次へ」をクリックして作業を続けます。
- 仮想マシンへ割り付けるHDDは後で変更しますので容量は既定のままで、
「シン プロビジョニング」にチェックを入れて[次へ]をクリックします。
- ここまでで、一旦、[終了]をクリックして仮想マシンの作成処理を実施します。
- 今回は仮想HDDに「シン プロビジョニング」を選択しましたので、準備が出来るまでに時間が掛かりません。
- 最初の画面に戻ると、Hypervisorの下に仮想マシンが作成されているのが確認できます。
仮想マシン名を右クリックして「設定の編集」を選択して仮想マシンの調整を行います。
- [ハードウェア]タグの一覧より[フロッピードライブ]を選択して、[削除]をクリックします。
- 次に[ハードディスク]を選択して、[削除]をクリックします。
- ハードディスクのイメージファイルもディスクから削除しておくために、
[削除オプション]より[仮想マシンから削除して、ディスクからファイルを削除]を選択します。
ここまでで、OK をクリックして完了しておきます。
- 下図のようにFDDとHDDとSCSIアダプタが無くなります。
IDE-HDDを追加しますので、[追加]をクリックします。
- 追加するデバイスタイプより[ハードディスク]を選択して、[次へ]をクリックします。
- [新規仮想ディスクを作成]にチェックがついたまま、[次へ]をクリックします。
- [ディスクサイズ]に任意のサイズを指定して、
[ディスクプロビジョニング(※下表を参照)]と[場所]を目的に合わせて選択します。
指定ができたら[次へ]をクリックします。シック プロビジョニング
(Lazy Zeroed)指定サイズの仮想HDDファイルを作成します。
ファイルの中身は必要になる都度に初期化して使用されます。シック プロビジョニング
(Eager Zeroed)初期化した指定サイズの仮想HDDファイルを作成します。
ファイルの中身も仮想HDDファイルの作成と同時に初期化されます。シンプロビジョニング 最初は最小限のファイルサイズで仮想HDDファイルを作成します。
OSやアプリケーションのインストールで使用容量が大きくなると、
それに合わせて仮想HDDのファイルサイズが大きくなっていきます。仮想環境の準備の時間 シン プロビジョニング < Lazy Zeroed < Eager Zeroed 仮想環境の動作速度 シン プロビジョニング > Lazy Zeroed > Eager Zeroed - いよいよIDE-HDDの指定です。
[仮想デバイス ノード]よりIDE側へチェックを入れて、[IDE(0:0]を選択します。
[次へ]をクリックして作業を進めます
- 内容を確認して[終了]をクリックします。
- 無事に[新規ハードディスク]が追加できました。 [OK]をクリックします。
- 仮想HDDにシック プロビジョニング(Eager Zeroed)を選択していたので、ファイルの割り当て、
初期化に時間がかかります。状況は[最近のタスク]のステータスに表示されます。
- 仮想マシンへ予めリソース(資源)を割り当てておきます。
他の仮想マシンが動作中にフリーズしたように動かなくなるのを予防できます。
※リソースの割り当てはお使いのESXiサーバ機のスペックに応じて割り当ててください。
当サーバはXEON X3430(2.4MHz)、Memory16GBで、同時に動作する仮想マシーン数はおおよそ4つ程度で、
ESXiサーバにはCPU2.4GHz、Memory2048MB(2GB)のリソースを割り当てています。 - [リソース]タブを選択して、一覧より[CPU]を選択します。
予約に300MHz程度を割り当てておきます。
- 一覧より[メモリ]を選択して、[予約]に1024MB(1GB)を割り当てておきます。
- いよいよ仮想マシンへWindows7のインストールの開始です。
作成した仮想マシン名(Win7x86)を選択してから
をクリックして仮想マシンコンソールを表示させます。
- 仮想コンソールです。まだ起動していないので真っ黒ですね。
をクリックして仮想マシンを起動します。
- 仮想マシンコンソールにポスト画面やブート画面など、いろいろ表示しますが気にしないで・・・
をクリックして[CD/DVDドライブ]→[ローカルディスクのISO・・・]の順に選択します。
- Windows7のインストールのISOイメージファイルを選択します。
- 仮想マシンコンソールの黒い部分をクリックして、
キーボードから[Ctrl]+[Alt]+[Insert] を入力して仮想マシンをリブート(再起動)します。
※キーボードを使わずに[仮想マシン]→[ゲスト]→[Ctrl+Alt+Deleteの送信]を選択する方法もあります。
- 無事にインストーラーが起動したら、通常のパソコンと同じようにWindows7の
インストールを(ドライバーのインストールの手前まで)行います。
※途中で仮想マシンコンソールからマウスカーソルを外す場合は[Ctrl]+[Alt]で出来ます。
- Windowsのインストールが終わったら、VMware Tools というドライバーなどをインストールします。
これでインストール後はレスポンスも良くなり、マウスカーソルも仮想マシンから自由に出入りできます。
[仮想マシン]→[ゲスト] → [VMware Tools のインストール/アップグレード] を選択します。
※この後は画面の表示に従って作業を進めれば完了です。
以上で仮想マシンの作成とWindows7のインストールは終わりです。 お疲れ様でした。